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ブックアート

ふれるマップ

2019.07.26

「本とは何か」を考えた。それは複数の紙がまとめて綴じられたもので、人の手で触れることができる。電子書籍では体感できない人間の触覚を使って、自らの手でページをめくりながら読み進めるというアクションを起こす。これは、視覚障がいや聴覚障がいを持つ方も同じように体感することができる。本作品ではその点に着目した。商業施設を本に落とし込み、手で触れることによってその中の情報を取り入れられるようにした。重なり合う紙が建物の高さを表現し、平面的に切り取ったそれぞれのページが、フロアガイドになっている。手で触れると、視覚的に捉えなくても、建物の形や大きさを感じることができる。また点字を使用し、文字の情報も伝えられるようにした。本作品には、あえて視覚的に認識できる文字やデザインを施していない。これは視覚障がいを持っていない方にも、触覚の可能性を感じてほしいからである。日々私たちは、9割の情報を視覚から得ていると言われている。「本」という一つのプロダクトを通して、手に触れることの新しい魅力を感じてほしい。